当初の予定からは延期がありましたが、今年の10月1日から予定通り
消費税が10%に上がっております。
以前消費税が8%に上がった時は消費の落ち込みが見られたようですが
今回はその対策がいくつか設けられています。
例えばキャッシュレス決済に伴うポイント還元であったり、
飲食料品に対する軽減税率であったりです。
(私もコンビニでお昼を買ったときにしっかり8%になってるのを確認しました)
その中でも個人的に大きいかなと思うのが住宅取得資金の贈与による非課税です。
この制度は住宅の購入にあたって父親や母親から贈与を受けた場合その贈与金額の
一部が非課税になるというものですが、その非課税になる金額が家屋消費税が
10%の場合と8%の場合で大幅に違うのです。
例えば今年の1月1日に20歳以上の方が今省エネ住宅の新築等の契約をして
父親3,000万円の贈与を受けた場合消費税が8%ですと非課税枠が1,500万円ですので
贈与税が366万円(※)ほどかかる計算です。
※(3,000万-1,500万-110万)×40%=366万
それが消費税10%の場合非課税枠が3,000万もあるので贈与税はかからない見込みです。
大きいお買い物なので中々気軽に使う機会もないかと思いますが、
こういう税制もあるんだと頭の片隅にでも入れておいて頂くと
何かの時役に立つかもしれません。
ただ実際に使えるかどうかは細かい判断も必要になってきますので
その際は弊社までご相談頂ければと思います。
会計・税務・法務・労務のユナイテッドブレインズ